オルビスの発電機の排気は当初は後方排気だったのですが、更なる消音化のためか、私のオルビスの頃から下方排気になっています。
こちらが後方排気。
2つの冷却ファンの下に排気口があります。
こちらが下方排気。
排気口はありません。
車体の下はこうなってます。
下からも排気口は見えません。
排気口は底面のボードの中にあります。
下手くそな絵ですがこんな感じ。
ボードは消音加工されています。
消音効果があるのは良いのですが、排気が車体の下にこもって、それを吸気してしまうのです。
そのため、エアクリーナーの汚れが半端ない。
稼働時間150時間で真っ黒でエンジン音も変わって来たので、エアクリーナーを交換しました。
こちらが昨年エアクリーナーを交換した際の投稿です。
今回、下方排気を後方排気化しました。
先ずは排気口の真下に穴を開けます。
この穴を通して排気管を後方に延長すれば良いのですが、発電機はメンテナンスする際に引き出せるようになっているので金属管を使う訳には行きません。
発電機を引っ張り出した際にスルスルとこの穴に入っていくチューブでなくてはいけません。
そこで耐熱性のあるシリコンチューブを使います。
この排気口にジャストフィットなのは内径20mmのチューブなのですが、購入して取付てみるとだめでした。
発電機を引っ張り出す際に排気口と架台の隙間が狭くて肉厚のチューブは通過できなかったのです。
またまた下手くそな絵を描くとこんな感じです。
内径15mmのチューブを熱湯で温めて何とかねじ込みました。
ピンぼけですね。
これは発電機出した状態です。
発電機を出し入れする際に横方向に力がかかるので外れないように金属ベルトで止めました。
発電機を格納して開けた穴から下に出します。
ここからチューブを後ろ方向に90度曲げると柔らかいシリコンチューブですから折れてしまいそうです。
折れると塞がって排気抵抗になります。
どうしたものかと調べてみると、スプリングの中を通すと折れを防止できるようです。
チューブ固定ベルトが付いた専用のスプリングも売られていたので購入。
長すぎるのでカットして取付ました。
排気が後方に出るので音は少し大きくなりました。
これでエアクリーナーの汚れが防げればと思います。
構想1年でようやく完成です。